PENTAX SL フィルムカメラ修理
こんにちは
1/1フィルムカメラサービス修理者 ハヤシ ショウタです。
今回はPENTAX SLのフィルムカメラ修理を行っていきます。
PENTAX SLは簡単に言うと露出計のついていないSPとなりますが、
そんなに簡単にいっていいものか。
外観もスイッチがなくなり、
巻き戻し下とシャッタースピードダイヤルが変更されています。
SPもいいですが、シンプルさを極めたSLも素晴らしい。
1968年に発売されたカメラで、実はSPよりも発売は後のようです。
今回はちょっとしたつながりから直接ご依頼いただきまして
昨日お渡しまでしてきました。
おじい様の使われていたカメラのようで、とても大切にしていたのが
修理していてわかるようなカメラでした。
修理箇所
主な修理箇所といたしまして、
経年劣化したオイルやグリスを交換し、スムーズで正確な操作感を取り戻すこと、
ファインダー清掃やモルトプレーンの貼り替えなどの
基本的な修理になります。
もちろんミラーボックスまで取り外し、トップカバーを外しただけではわからない部分の
注油やモルトの貼り替えも行っていきます。
幕速のばらつきもあったので、許容値内に入れていきます。
ファインダーの分解
プリズムを取り外し、接眼単体で清掃。
この上の部分のモルトもちゃんと交換します。
ファインダー周りの劣化したモルトをそのままにしておくと
細かくボロボロになりファインダー内に入り込んでしまいます。
ですので、小さなところも丁寧に仕上げます。
1/1で行う修理内容
- ファインダーの清掃
- レンズの清掃
- ピント調整(コリメーター使用)
- 駆動部への注油
- 幕速点検、調整(測定器を使用)
- セルフタイマー清掃、注油
- スローガバナー清掃、注油
- 接点部分の清掃
- 巻き上げ点検
- フィルムを入れた巻き戻し点検
- シンクロテスト
- 外観、フィルム室清掃
- モルトプレーン交換
等になります。
修理者のひとこと
このシンプルでtheフィルムカメラのようなSL
M42マウントで交換レンズも豊富にあります。
アウトドアがお好きな今回のご依頼主には広角なども
視野に入れてカメラライフを楽しんではどうかと思います。
今回直接のお渡しでお客様の顔を見て説明して
ご満足いただけたのではないかなと思っています。
嬉しそうにカメラを見られていた姿を見て
今回も修理をやってよかったなと思いました。
ガンガン大切に使ってください!
あまり宣伝していませんでしたが、
修理いただいたお客様に簡単ですが、ポストカードみたいな
モノ差し上げています。こんなんです。
修理の雰囲気を少しでも味わっていただければと思い、
記念に作っています。
またわからないことがあれば連絡してくださいね!
良いフィルムカメラライフをお過ごしください。
フィルムカメラが動かない、ちゃんと動いているか不安など
ありましたらぜひ1/1までご連絡ください。
お問い合わせもしくは下記コンタクトフォームより無料でお見積りしています〇
見積ではなく、ご相談もお気軽にご連絡ください。
ではまた
1/1 repaire ハヤシ ショウタ