OLYMPUS 35 RC フィルムカメラ修理
こんにちは
1/1フィルムカメラサービス修理者 ハヤシ ショウタです。
今回はOLYMPUS 35 RCのフィルムカメラ修理を行っていきます。
1970年に発売された35 RCです。シャッター優先のカメラで
翌年1971年に発売されるフルオートの35 DCと外観もよく似た
コンパクトカメラです。
35 DCよりも自らシャッタースピードを選べるという点では
操作感もあり、面白いカメラだなと思っています。
愛称はリチャードです。
35 DCのDCはDデラックスなCコンパクトみたいです。
35 RCのRCは何ですかね。残念ながらOLYMPUSのHPには記載がなかったです。
OLYMPUSの35RCのページ載せておきます。
https://www.olympus.co.jp/technology/museum/camera/products/ee/ol-35rc/?page=technology_museum
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シャッター優先とは?
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設定したシャッター速度を基準とし、そのシャッター速度に応じて絞りを自動的に変える事で適正な露出値を得る。
露光時間による効果を重視する場合、あるいは手ブレを防止したい場合に有効である。(Wikipediaより抜粋)
修理箇所
主な修理箇所といたしまして、
今回は配線腐食から断線していたため、メーター不動。といった状態でした。
ファインダーはカビで見にくく、モルトもボロボロでしたが、
幸いにな事にシャッター等は動作確認が取れましたので、メーターに注力する
といった修理になります。
ファインダーの比較画像
before
after
深く腐食しているといったわけで話ありませんでしたので、
清掃できれいになってくれました〇
1/1で行う修理内容
- ファインダーの清掃
- レンズの清掃
- ピント調整(コリメーター使用)
- 駆動部への注油
- オートの点検、調整(シャッター測定器使用)
- セルフタイマー清掃、注油
- 接点部分の清掃
- メーター調整
- シャッタースピード指針ずれ調整
- 配線交換
- 巻き上げ点検
- フィルムを入れた巻き戻し点検
- シンクロテスト
- 外観、フィルム室清掃
- モルトプレーン交換
等になります。
修理者のひとこと
35RCですが、完全なオートというわけではなく、
シャッター優先のカメラでコンパクトなので、持ち運びしやすく、
軽くて取り回しがいいカメラという印象です。
サブ機としても活躍してくれそうだなと、思っていました。
ガンガン大切に使ってください!
良いフィルムカメラライフをお過ごしください。
OLYMPUS 35 RCが動かない、ちゃんと動いているか不安など
ありましたらぜひ1/1までご連絡ください。
お問い合わせもしくは下記コンタクトフォームより無料でお見積りしています〇
お気軽にご連絡ください。
ではまた
1/1 repaire ハヤシ ショウタ