KONICA EYE3 フィルムカメラ修理
こんにちは
1/1フィルムカメラサービス修理者 ハヤシ ショウタです。
今回はKONICA EYE3の修理に関して書いていこうかと思います。
KONICA EYE3はEYE"の後継機として登場したカメラになります。
EYE2ではなかったセルフタイマー機構が搭載され、
レンズも32mmF1.8が付いたハーフカメラです。
シンプルな見た目で好きな方も多いかと思います。
では本題に入ります。
弱点・修理箇所
こちらのカメラの弱点はC35と同じくシャッター機構の不具合で
B(バルブ)でも切れてしまうことが弱点かと思われます。
絞り羽根の粘り(油が羽に回り、シャッターが動かなくなること)が
多いかと思います。こういった症状は直ることがほとんどです。
こちらの機種に限ったことではありませんが、コンパクトカメラは
電池の入れっぱなしによる配線腐食による不具合が
比較的多いように思います。
内部はこんな感じになっています。
こちらは羽根清掃のために羽根を外した状態の
シャッターユニットになります。
羽根を1枚1枚清掃し、再度組付けていきます。
1/1で行う修理内容
- ファインダーの清掃
- 駆動部への注油
- シャッター測定器を使用したオートの点検、調整
- スローガバナー位置調整
- セルフタイマー清掃、注油
- 接点部分の清掃
- メーター調整
- 巻き上げ点検
- フィルムを入れた巻き戻し点検
- シンクロテスト
- 外観、フィルム室清掃
- モルトプレーン交換
等になります。
修理者のひとこと
EYE3ですが、シンプルな見た目のハーフカメラで、
修理者の私も一度使ってみたいなと思わせてくれる一台でした。
フィルムの価格は高いので同じ36枚撮りでも倍撮れる
ハーフカメラは我々の味方かもしれませんね。
お持ちのカメラが今回書いたような症状で動かない、
かれど使いたい!というお客様。
そんな時はぜひ1/1までご連絡ください。
お問い合わせもしくは下記コンタクトフォームより無料でお見積りしています〇
お気軽にご連絡ください。
ではまた
1/1 repaire ハヤシ ショウタ