ある言葉
こんにちは1/1 filmcamera service修理者ハヤシ ショウタです。
6/1より修理ブログを3件更新しましたが、
だからといって3/1から更新していなかった事実は消せませんので
少し修理とは関係のない(関係あるかもしれない)ことを
書いてブログを書くリズムをつけようかと思っております。
お付き合いいただければと思います。
カメラの修理をやっていることとは別に
修理人がどんな人間なのか知っていただくのも必要なことかと
思っていますので空き時間にでも見てやってください。
今回のテーマはタイトルにあるように
”ある言葉”です。
親指でInstagramを徘徊していたところ
アクセサリーのショップのページを発見し、その中で
「古くなれるもの」
という言葉に偶然出会いました。
古いもの、古くなったもの、古そうなものなど
”古”という漢字を使った言葉はいろいろとありますが
古くなれるものという言葉は初めて見聞きしたように思います。
今まで何故か思いつかなかったこの言葉に何とも言えない衝撃を
受けました。
なぜ衝撃を受けたかというとおそらくこの言葉を自分自身が
心の底から求めていたからだと思います。
自分の好きなモノはどことなく古い傾向があって、
車やカメラ、何かしら置物や道具などどれも
好きになるものは古いものがなぜか多いのです。
それが何故かわからず、ずっとモヤモヤしていました。
ですがこの言葉に出会ってよくわかりました。
僕は古いものではなく、ちゃんと古くなれるポテンシャルを
持つものが好きだったんだと。
自分の好きなモノとは長く一緒に時間を共にしたい。
けれど今のモノは古くなれない、なれなさそうな物が多すぎて、古いものへと
自分の興味のベクトルが向くのだなとなんとなく腑に落ちました。
やっぱり今の車やデジカメを買っても50年後にはおそらく
今放っている輝きはもちろん、動かなくなくなっている可能性も
あるだろうからどうも買う気になれない。
長いスパンを見据えられたモノって少なくなってきていると思います。
大切にしていたのに使えなくなったってとても悲しいことで、
今はその悲しみが多発するようになっているように思えます。
仕方ないのかもしれないけれど、、、
それに比べて機械式のフィルムカメラはとても優秀だと思います。
何年使われることを想定していたのかはわかりませんが、
よく動いているものが多いですし、修理すれば動くものも多い。
あと何年持つのかはわかりませんが、その寿命を少しでも
延ばすためにも僕は働きますね。
良いですよフィルムカメラ。
つい最近の視界が開けた出来事でした。
ではまた
修理も受付しております。お見積り無料ですので
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repairer ハヤシ ショウタ