OLYMUS PEN-Dは修理できる?【修理内容やお見積りまで】

1/1 filmcamera service 修理者のハヤシ ショウタです。
今回はOLYMPUS PEN-D についてのよくある修理箇所や修理ができるのかどうかをご紹介いたします。
目次
はじめに
この記事ではOLYMPUS PEN-Dについてのよくある修理や行う修理内容、直るかどうかまでお伝えいたします。
こんなお悩みはありませんか?
大切なカメラなので今後も使っていきたい!
以前から使っていたが、動かなくなってしまった…
シャッターの調子がわるい…
中古で買ったものの状態がわからない…
家族、友達から受け継いだ大切なカメラを使ってみたい!
修理や点検をしているお店を探している!
などC35Flashmaticについてのお悩みを持つ方々に読んでいただければと思います!
よくある修理
OLYMPUS PEN-Dによくある修理といたしまして、シャッター不良が多いように思います。

PEN-Dといいますか、レンズシャッターのカメラによくあるのがシャッター不良だと思います。
シャッター羽根にグリスやオイルが付着し、シャッター羽根が開かない、もしくはゆっくり開く、開いたままになるなど
症状は様々ですが大元の原因はシャッター羽根の粘りによる可能性が非常に高いです。
そして今回もまさにシャッター羽根に油分が付着いたしておりました。シャッター羽根を取り外し、
一枚一枚洗浄して組みなおします。もちろんシャッターユニット側の清掃も欠かせません。
1/1ではくみ上げてから数日テストを行い、オイルの塗布が適切か確認をしたうえで組上げております。
PEN-Dは修理して直るの?

シャッター部分や巻き上げ、巻き戻しなどの不良に関しましてはもちろんご対応させていただきます。
ですが、露出計に関しましてはすべてがうまくいくとは限りません。
PEN-Dに関しましてはセレンを使用し、D2、D3に関しましてはCdSを使用しております。
CdSの交換に関しましては受光部の交換対応にてうまくいくケースもありますが、セレンに関しましては交換部品がない限り
調整が難しいです。その際は外付けの露出計などをご案内させていただきます。
レンズにかなり曇りや腐食がある場合、当店では研磨などの対応は行っておりません。その場合は部品交換をご提案させていただく場合がございます。
これまでの修理経験上PEN-Dの機械部分が直らないというケースは今のところなく、ご依頼いただくお客様にはご安心していただければと思います。
こちらの記事に記載されていない不具合の場合ももちろんご対応させていただきますので、ぜひお見積りのご依頼をお待ちしております。
概算お見積り
修理料金は、カメラの状態や不具合の内容により異なります。
そのため、できるだけ症状をお伺いしたうえで、個別にお見積もりをさせていただいております。
もちろん状態がよくわからないという方は症状のご連絡なしでまず機種名などをお教えください。
こちらよりご質問させていただきお見積りさせていただきます。
概算のお見積もりでも、実際の修理費用と大きく差が出ないよう丁寧に対応しておりますのでご安心ください。
当店では、丁寧な整備とコストパフォーマンスの高い修理を心がけております。
まずはお気軽に、下記LINEボタンまたはコンタクトフォームボタンからご相談ください(お見積もりは無料です)。
ご安心して修理をしていただきたい
カメラの修理ってあまりなじみがないですよね。だからなるべく安心していただきたいので、修理前から修理後までご安心してお任せしていただけるために心がけていることをこちらに書いています。
修理の流れ
修理のおおまかな流れに関しましてはこちらのページにてご確認をお願いいたします。
1/1 filmcamera serviceについて
どんな修理者がどんなことを想いながら修理をしているのか?もし気になる方がいらっしゃいましたらこちらのページをご確認ください。
最後に

状態のわからないカメラ、中古で買ったもののしっかり使えるか心配という方もお気軽にLINEまたはコンタクトフォームよりご相談ください!
今は動いているけれどカメラの現状だけを知りたい方には簡易点検のメニューもございます。こちらは2000円(税込)+往復送料にて承ります。
PEN-Dは人気の機種ではありますが露出計に少し難があるカメラです。露出計は外付けで問題ないと割り切ってお使いいただくのであれば機械部分は問題なく修理可能です。
大口径レンズのハーフカメラですので非常に使いやすく、また描写性もよいです。メンテナンスや修理の必要なPEN-Dがございましたらお気軽にご連絡ください。