
国産35mmメインのフィルムカメラ修理店1/1(イチブンノイチ)フィルムカメラサービスの修理人ハヤシ ショウタです。
簡単ではありますが1/1についてお話をさせていただこうと思います。
1/1の修理者について

修理人ってどことなく固い、怖いなどのイメージを持たれる方が多いかと思いますが、
1/1の修理者はカメラ・写真と車と古いモノが好きなその辺にいる人なので、特に緊張なさらずお気軽にご連絡ください。
祖父から譲り受けたフィルムカメラを使いだしたことをきっかけに、修理をする人間にまでなりました。
修理の経歴としては東京の老舗カメラ修理店での下積みを経て独立し、現在は作業場を京都に構えています。
1/1は修理はもちろんの事メールなどの対応も私ができる限り丁寧に行うように心がけております。
店名を1/1(イチブンノイチ)にしたのはこれから修理するカメラが通算1000台目(1/1000)、10000台目(1/10000)だとしても、
そのお預かりしたカメラを受け付け1台目(1/1)の気持ちで修理するという考えのもと1/1という屋号を付けました。
写真との向き合い方

もちろん自身もフィルムで撮影し、自らプリントもしながらフィルムカメラとは付き合っています。カラーではなく、モノクロでよく撮ります。
手焼きプリントも始めて間もないですが、楽しみながらやってます。機会があって今では暗室を持つまでになりました。
一番使うフィルムカメラはNikon F2です。修理をしていて重厚感や使用しているときの安心感に初めて惚れ込んだのがF2で、使っていくごとに愛着も増していっているような気がします。
写真を撮る際はフィルムのほうが好きですが、フィルムじゃなきゃ写真じゃないなんて思っていませんのでコンデジだって使います。
写真家なんてほとんど知らなかったときに見た森山大道さんの写真を見てデジタルのGRⅡを買ったのはいい思い出です。
モノをモノ以上に

私自身修理を通して伝えたいことがあるので、そのために独立したのかもしれません。
カメラを"モノ"と言うのは修理をしている人間としては少し言い方が悪いかもしれませんが、私はカメラというモノを直す修理人。
"モノをモノ以上に"というのが様々なモノを扱う上での私のテーマであり、ご依頼いただいたカメラに対してはそんな気持ちを込めて修理しています。
ですが、私は手助けをするだけでモノをモノ以上にするのはお客様自身です。そのカメラと共に得たひとつひとつの経験こそがモノをモノ以上にしていきます。
皆様にも経験があると思いますが、共にいろんな経験をしてきたモノはどうも捨てられない。捨てようとしても思い出が浮かんでしまう。
押し入れに眠っているだけでも捨てられない。そういった経験はとても正しいモノとの付き合い方じゃないかと私は思います。
コストを削り、多売されているモノでは修理という事すらできない、今はモノをモノ以上にすることが昔よりも難しい時代です。
ですが、機械式フィルムカメラのお金をかけて作られたその内部は50年以上経った今でも使えてしまうものも多くあります。
修理で直るという事はとても恵まれたことだと思っています。
買った→壊れた→捨てるというサイクルが普通になってきているこの時代に一つ一つのモノを愛でるという事の良さが私の仕事を通して少しでも伝わればいいなと思っています。
最後に
小さなお困りごとでも構いませんのでお気軽にご連絡ください。お見積りや修理が必要なのかなどご相談は無料ですのでお気軽にご連絡ください。
ご相談はお問合せ、お見積もりフォーム、LINEからお好きなものをお選びください。
興味があって始めたフィルムカメラ、大切な誰かから譲り受けたフィルムカメラ、あなたの持っているそのフィルムカメラにはいろいろな想いがあると思います。
その大切な一台を大切に修理いたします。
モノを大切にするという考え方が希薄になってきた今の時代にモノを愛でる素晴らしさを皆様と共有できればと思います。
ご依頼お待ちしております。

修理人プロフィール
ハヤシ ショウタ
1992年生まれ 京都府出身
写真を撮るのは好きですが、撮られるのは苦手です。
古いものを愛でるというのは自分の性格に合っていて、靴も車も自転車も何かと年季が入りがち。
LOGO DESIGN : Suzumi Takeuchi
PHOTO : kanamaru.